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2020-03-03 21:52:00
衛生管理状況と新型コロナウイルスへの対策

新型コロナウイルスの出現で世間で毎日情報が飛び交っております。

 

本日は皆様の不安もあろうかとおもいますので、当社の普段の衛生管理状況について かなり長い文章にてご案内をさせて頂きます。

 

当社はフレミン(FLEMIN)の商品を初め、様々な食品の加工を行っておりますが、

おおもとは 酵素 を研究しているメーカーであり、

製薬メーカー様並みの徹底したコンタミ防止策を施した衛生管理を行っております。

 

酵素を使った発酵食品工場では乳酸菌や酵母菌の純粋培養を長期に渡り行っております。

菌というはよほどの量まで成長しない限りは 肉眼では見えない存在であり、その辺りの操作や対策は今回のウイルスと共通するところでもあります。

菌の発育スピードはとても速く、またデリケートである為、

一時の気の緩みや確認不足でそれまでの数か月間を「いともたやすく失敗」にしてしまうハイリスク性があり、

それを防ぐために、何重ものチェック体制や 専門知識をもつ研究員が常駐にて品質管理を行っています。

 

わが社では コンタミ予防はとにかく「ヒト由来」「つけないこと」を徹底しており、

工場従事者とそれ以外の部署の人間は 不要な接触をしないように、事務所・製造部事務所 など階そのものを分け、2世帯住宅のように入り口さえも分かれています。

 

製造部は当社グループの中でも尖鋭部隊で構成されており、

工場に入る48時間前より生活規制が発動されます。

具体的には 納豆NG(芽胞菌)・ペットNG・畑NGなど 、様々なコンタミ要因を禁止され、日常生活を犠牲にした技術者だけが入場を許可されています。

 

発酵の中でも難しいといわれる純粋培養はその名の通り純粋であるためには他の菌の混入が起きてはいけない為、 

目に見えないものを予防するために日々の体調管理や報告はもちろんのこと、

工場への入場の際は、念入りな手洗い、目以外は出ていない専用の衛生着を着用、 作業中も素手で触れるものはなく、全てニトリル手袋の上から殺菌済み以上の道具を介して操作をしております。

 

当社の場合は工場内を無菌に近い状態にしているため、トイレ都度更衣室で全着替え、工場の外に出ることを含め衛生着のまま他の用事をすることはNGとしています。

イメージとしては手術室同様のクリーンな状況で作業をしております。

 

工場内も天井や壁に至るまでアルコール、塩素、電解水などを用いて殺菌を行い、

器具に至っては 洗浄 → すすぎ → 塩素殺菌 → すすぎ → 高温殺菌 をスタンダードで行い、

工程によっては オートクレーブと言われる 滅菌機を介したり、  180℃-30分という乾熱滅菌を介したりしてから使用しています。

 

 

今回コロナウイルスで問題になっている アルコール、そしてマスクやその他衛生消耗品ですが

菌を扱う仕事をする以上、 不測の事態が起きても安全に収拾できる体制は 社会的義務 と考えており、 

日ごろから数か月に及ぶ発酵期間を全てまかなえる潤沢な消耗品・衛生品確保の上で業務に携わっております。

さらに、殺菌より上の工程が必要な事態や万一の代替策として 強酸性電解水生成装置や各種滅菌装置なども所持しております。

 

この度の社会現象になっている衛生品不足につきましては わが社に関しましては方針上、衛生品の補充値(ゼロ値)が高い場所にあった為に

当面は影響のない状態です。

 

 

 

原材料に致しましても、基本的には「品質証明書」を発行できる材料、

または自社や外注検査をして同等の安全を確認できたもの以外は使わない方針であり、

それは当社製造品全てに共通しています。 

 

 

加えて、現在市場に出荷しておりますフレミンのアイスクリームはコロナ騒動が起きる前に仕入れた材料で加工したものです。

(今後の材料仕入れは状況を判断してから行いたいと思っています)

 

皆様に安心してフレミンの商品を楽しんでいただけるように、この度当社製造部の厳戒なる衛生管理のご紹介をさせて頂きました。

 

今後ともよろしくお願いいたします。