フレミンジェラートの物語
フレミンジェラート(英:FLEMIN GELATO)は新潟県 魚沼地方(南魚沼市/旧 六日町)の小さな食品研究所で生まれました。
雪国魚沼の酪農家さんが丹精込めて育てた希少な牛のミルクを主原料に、
食品技術者が本業と趣味の両支えでこだわり、材料も手間も一切の妥協無しで究極のジェラートを作るべく向き合い、研究開始から10年を迎える頃、このジェラートは完成しました。
保存料や不要な香料を使わない為、本来のやさしいミルクの風味に心が落ち着き、そして甘さと共にミルクが余韻を残しながら消えていく「絶妙」で「美味しい」アイスクリーム。
これはアイスの枠を超え 人間の本能が求めていたような
「幸せを創りだすもの」でした。
まずワンスプーン目で美味しさに驚きます。
それからずっと食べていたくなる余韻の波が続き、
最後は人目がなければ容器まで舐めたくなるような…
そんな美味しさの中に気分まで上げる 魔法をかけたような食べ物でした。
無名のまま旅館の一角をテナントとして借り、試験販売をするやいなや、「幻のジェラート店が美味すぎる」と、県内外からリピーターが続出。
その後一年弱にて 「フレミン」のブランドが誕生しました。
「本物の材料 × 本物の技術」
ジェラートやアイスクリームはどうしても「牧場の生絞り」のような原料のミルクが主役で評価される世界。
ケーキや他のスイーツと異なり、作り手の技術やこだわりは後回しにされてしまいがちですが、我々は技術屋です。
誤解のないように書きますが
技術屋(職人)は本来 理想を求め、良い材料を使いたいものです。
それゆえにミルクのみではなく、「ひとつひとつ、細部まで材料を選び、こだわりぬくこと」ができます。
材料だけでも 技術だけもなく、 材料×技術の「相乗」で行きたい
そして世界に通用する 日本人らしい丁寧な仕事をした 高級/高品質のアイスやジェラートを届けたい
質の良い材料を贅沢に使い、
舌が感じた甘さやコクが脳に伝達される0.0015秒の僅かな時間を計算し原料の特性を組み合わせるなど
研究者目線で脳で感じるアイスにした
まさにこの国の技術の全てを結集したご褒美の日のジェラート。
それが「フレミン ジェラート」です。
【フレミンジェラートの開発秘話】
元々食品の研究畑で、糖類の利用や発酵技術の研究をしていたオーナーの石坂。
食べることが大好きで、日本各地を食べ歩き、やがて自分は多くの人と好みが同じことに気づきます。
・人づてに紹介されたお店
・ご当地定番
・地元民ご用達
・大行列
・流行りもの
喜んで食べ歩く筋金入り。
知人の間では歩く食べログとか、ミシュランガイドみたいなもの作ればと、いい意味でも悪い意味でも「食べ物のことはアイツに聞け」といわれる立ち位置でした。
その頃職場では石坂の先輩研究員が考案したアイスが会社の製品だったのですが、
石坂的にはそれはどちらかというと世間的に「変化球の商品」と思っていたものの、当時の上司に忖度していました。
石坂は「作り手として 味を決めるのはある意味センスなのでは…」 そんなことを少しずつ考えるようになり、
遂には今までのレシピは白紙にして、「自分好みのド真ん中デザートも世に送り出したい!」と発起してしまいます。
そして長年本業の研究で得た技術を惜しみなく投入し、
試行錯誤の末 10年越しで最高傑作のジェラート開発に成功しました。
採算度外視で日本各地、時には世界中から入手した厳選材料。
そこに、この国の食品技術を掛け合わせる研究の毎日。
材料の良いところを引き出すのはもちろん、マイナス部分をプラスに変えるのも研究者の意地でやり抜けました。
そして辿り着いたのは『人が本能で欲する味』
時には数式や化学式まで用い、「好きでなければ絶対に無理!」と言えるほどの執着の末にやっと完成しました。
高級感溢れるその味わいは、後を惹き、夢中という言葉がピッタリなほどひたすら食べ続けていたくなります。
そして続く余韻感・・・
「ジェラートと言うよりは、まるで高級ホテルのドルチェのよう・・・」
日本人開発者が日本人の好みに合わせて作った、究極のジャパニーズジェラートがここに誕生しました。